サーフィン初心者へ伝えたい-安全と継続に必要な7つのこと

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サーフィン初心者である私が、初心者の立場で思う 安全なサーフィンに必要な事についてまとめてみました。これから始めようとする方や今現在初心者という方がこの記事を読んで、ケガを未然に防ぎ、安全に楽しいサーフィンライフを送っていただけたら嬉しいです。

この記事を読んで頂きたいのは以下の方です。

  • これからサーフィンを始める方
  • サーフィンを始めてまだ日が浅い方
  • サーフィンが上達せずくじけそうな方

1.悪天候時に無理をしない

 初心者の時、まだ実力も経験も不十分な状態では、天候が悪い日には絶対海に入らないことは鉄則です。特に台風の前後は、うねりが強く、波が大きくなる傾向があります。初心者の頃は、経験不足により、岸から見た時に、波の大きさの判断正確にできません。

ある程度の経験のあるサーファーは、台風のうねりでサイズアップしたコンディションの海に入るのを楽しみにしていますが、初心者にとってはとても危険です。

強烈なカレント(沖に向かう強い潮の流れ)で沖に流されたり、テトラに引き寄せられたり、波にのまれて最悪のケースを引き起こす可能性もあります。

無理をせず、レベルにあったコンディションの時に入りましょう。

2.混んでいる場所を避ける

初心者のうちは、サーフボードの扱いに慣れていないため、コントロールがまだ十分にできない状態です。混んでいる場所では、複数のサーファーが一斉に波を取り合うので、コントロールが機敏に出来ない状態では、衝突の恐れがあります。

トラブル回避のためにも、ある程度のコントロールができるようになるまでは混んでいる場所は避けましょう。

3.誰もいない海に入らない

混んでいる場所で入れないとなれば、誰もいない海ならOK? というわけではありません。

誰もいないということは、本当にたまたま空いているという奇跡的な場合を除き、何か理由があるからです。サーフィンに適さない場所の可能性もあります。

もし仮に何も理由がなかったとしても、初心者のあなたが怪我をした場合、潮に流された場合、誰も貴方の異変に気が付いてくれる人はいませんし、人気のない海では、車上荒らしなどの危険も高まります。

誰も入っていない海には、近づかないようにしましょう。

4.初めてのポイントへは一人で行かない

サーフィンの道具を一通り揃え、車で自由に移動できる状態になると、いろいろなポイントへ行くのもサーフィンの醍醐味です。

しかし、始めて間もない初心者の場合、入ったことのないポイントでのサーフィンはとても危険です。そのポイントの地形や潮の満ち引きで波がどのように変化するかを知らずに海に入り、リーフに激突して怪我をしたり、カレントに流されたりする可能性があります。

また海岸周辺の道は狭く、一方通行であることも多いため、交通事故の恐れもあります。
初めてのポイントへ行くときは、その場所を良く知っている人に連れて行ってもらいましょう。

もし周囲に頼れる人がいない場合は、地元のサーフショップで情報を収集したり、コーチングをお願いするのも良いでしょう。

5.体調がすぐれない時は控える

 これは初心者だけに言えることではありませんが、体調が万全ではない時は、行くのを控えましょう。もし、海の中で体調が悪化した時は、最悪の事態を招きます。

これはあなただけの問題ではなく、周囲の人へも迷惑をかけることになります。陸のスポーツとは違い、海という場所は、すぐにレスキューが来てくれるとは限りません。

自分の行動に責任を持ち、体調管理をしっかりとすることは、サーフィンだけではなく、アウトドアでの活動をする上での基本と言えます。

6.あいさつは基本

海で他のサーファー会えば、自然と挨拶をするようにしましょう。パドルしながら「こんにちは」と笑顔で挨拶をすれば、相手もきっと気持ちが良いはずです。

以前、海岸で怪我をした時の事です。一人で来ていた私は、足を怪我してしまい、サーフボードを持って歩くことができない状態でした。波打ち際で足を引きずっている私に、「大丈夫?」と海から上がってきて声を掛けてくれたのは、ついさっき沖で波待ちしながら挨拶を交わした初対面のサーファーの方でした。

その方は駐車場まで私に肩を貸してくださり、サーフボードも運んでくれました。「あぁ。挨拶しておいて良かったぁ…。」と思ったものです。

助けてもらうために挨拶をするわけではありませんが、コミュニケーションの大切さを痛感しました。感謝の気持ちはもちろん、困った人がいれば、今度は私が助けてあげよう、と思いましたね。

7.挫折9割に入らないために-焦らずに取り組む

サーフィンは挫折9割と言われるほど、継続が難しいスポーツとして知られています。サーフィンを始めて少し経った頃に、多くの方がそれを痛感するのではないでしょうか。

主な理由を挙げてみます。

  • 想像以上に難しい(上達には時間がかかる)
  • コンディションが刻々と変化する
  • 片付けと準備が面倒
  • ポイントによってルール決めがされている場合がある(ローカルルール的なもの)
  • 海で他のサーファーと激突するorしそうになる(危険な思いをして挫折)
  • ゲットアウトが下手で全く沖に出れない(これ地味に辛い💦)

上記の内容は、サーファーであれば、誰もが経験することでしょう。

もし、貴方が上記のような理由でサーフィンが嫌になってしまったとしたら、とても残念です。

私自身も、もちろん上記の辛さを味わいました。相当なセンスの持ち主でない限り、最初のうちはまるで「修行」と言っても良いくらい、サーフィンは大変です。

でも、めげずにコツコツ続けていくと、辛いよりも、楽しい!が上回る時期が必ずやってきます。

上手く舵取りが出来ず、周りに邪魔にされたり、心無い人に厳しいことを言われる場合もあるかもしれません(安全の為に言ってくれる人もいます)。下手くそで恥ずかしい思いもするかもしれません。

いつになったらテイクオフできるようになるんだろう…。

いつになったら上手くなるんだろう…。

と、不安になるかもしれません。

みんなそこで辞めてしまうのです。もう少しかもしれないのに…。

パドルしてパドルしてパドルして、何度も岸に戻されて…やっとゲットアウトした先には、穏やかな水面が現れます。

あれと同じです。サーフィンは難しいです。簡単にできるようにはなりません。

目の前で華麗に波に乗る上手なサーファーも、修行の時代を乗り越えているはずです。

そこを潜り抜けた人だけが、いい波に乗れるのです。

だから楽しいのです。だからみんな虜になるのです。

焦らず、ゆっくり行きましょう。

きっと サーフィンやっていて良かった! と思える最高に楽しい時期がやってきますから。

いかがでしたか。

サーフィンを挫折する人が多いのは、それ自体が難しいことも大きな理由ですが、海という危険を伴う場所でのスポーツであるということも一因ではないかと思われます。

なのでしっかりと安全対策をして、十分な知識をもって取り組みましょう。

熟練サーファーであっても大怪我をすることがありますから、絶対安全なんてあり得ません。

しかし、知識と努力でリスクを下げることは出来ます。 安全第一です。

みなさんのサーフィンライフが安全で楽しいものでありますように。

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