大好きな彼とお別れをした時に、すぐに気持ちを切り替えるのは難しいことです。
別れて1年、2年、場合によっては10年…ずっと忘れられないという人も珍しくありません。
そのような悩みを抱えている方へのメッセージ記事です。
どうして別れたのかを冷静に考える
大好きな人と別れると、悲しくて辛くて、冷静ではいられないものです。別れたことも信じられないかもしれません。最初は仕方がありませんが、でも、少しだけ冷静になって、客観的に自分たちのことを考え直してみてください。感情的になっているときは、真実は見えません。
例えば、どんなに大好きな人でも、山に住み、山で暮らすことを人生のステージと考える男性と、街に住み、にぎやかで刺激的な社会生活を送ることを人生のステージとする女性が、人生を共に過ごすことは困難でしょう。恋人として愛し合うことはあっても、互いのそのステージを譲り合うことが出来なければ、愛を育てることは困難です。極端な例ですが、落ち着いて考えた時に、彼とはこういうところが違っていたから難しかったんだな、とか、こういう部分が、合わなかったかな、だから仕方ないかもしれないや…というように、原因が見えてくることがあります。
別れた直後は難しいと思いますが、少し時間が経過した時に、そのような原因が見えてくると、理由も分からず苦しんでいるよりも、気持ち的にはグッと楽になります。
2人の関係を客観的に考える
先に述べた 原因を考える ということと類似しますが、物事を客観的に俯瞰するということができると、問題をより冷静に理解することが出来ます。特に恋愛のような感情を大きく揺さぶられるような問題では、極めて重要です。気持ち任せに過ごしていると、大事なことを見落としたり、感情的になってばかりで解決できないまま時間が過ぎて行ってしまいがちです。
感情や気持ちというものは、もちろん大切です。でも、そればかりに囚われてしまうと、冷静さを失い、道に迷い、自分をコントロールすることが難しくなります。例えばあなたが、森の中で道に迷っていた時、同じような木々の周りをぐるぐる廻っていたとします。方向を見失って彷徨っている状態です。もちろん、何かのきっかけでそれから抜け出せる方法もあるかもしれませんが、もし、あなたが、高いところから自分を確認することが出来たら、どの方向に歩けば良いか、一目瞭然で理解できるでしょう。客観的に俯瞰するとは、まさにそのようなイメージです。
心の窓を少しだけ開けておく
忘れよう忘れようという気持ちが強すぎると、かえって忘れられないことを実感することにもなります。大好きな人をどうしても忘れられない と思ったら、忘れなければならない のではなく、少しだけ、心の中に置いておく、そっとして置く、というイメージを持ってみてください。いつか、どこかでまた会える時がくるかもしれません。心の片隅に、少しおいておくのです。完全にシャットアウトなんてできませんから…。そういう風に考えると、少しだけ気持ちも楽になります。忘れられない部分を受け入れるということです。
そのうち、ザワザワしている心境から、穏やかなそよそよ注ぐ川面のように、気持ちは穏やかなものになります。お付き合いした年数にもよりますが、時々思い出して、切ない気持ちになるかもしれないけれど、今のような苦しい気持ちは落ち着くはずです。
自分を責めない
恋愛が終わった時、自分を責めてしまいがちです。
あんなことを言わなければよかった、あの時こうしておけばよかった、と後悔と自責の念が津波のように押し寄せてきます。でも、自分で自分を責めることは、どうかやめてください。恋愛において、いろいろな失敗はつきものです。でも、そもそも正解なんてないです。こうしていたら2人は幸せになれた なんて簡単に分るものではありません。
そして、時は戻らないし、例え貴方が別の行動をとっていたとしても、その先に何があったのか、本当に良かったのかは、誰も分かりません。結果が同じだった可能性も十分あります。
なので、どうか悔むことはやめて下さい。そのような自責の念が、執着となって、彼を忘れることができない気持ちを強くしている可能性があります。自分をもう、責めないで下さい。
時間の力を信じる
別れた時、とにかく辛いですよね。息も苦しいほどに、ショックを受けるでしょう。
別れ方にもよるでしょうし、どれくらい深く長く付き合ったかにも、比例しますよね。
これまで自分を特別扱いしてくれたのに、他人になってしまった。急に砂漠に放り出されて、独りぼっちになったような気持ちになります。この時期は、もう、好きな人なんでできない。あの人以上の人なんて出会えないし、あの人しかいないって、そういう思考です。それだけ好きだったんですから、辛くて当然ですよね。
でも、時間って偉大なんです。少しずつ傷は必ず癒されます。人にもよりますが、長い時間がかかる場合もあるかもしれません。でも、とにかく、絶対、穏やかな心境になれる時が必ず来ます。
時間薬を信じて下さい。
忘れなくても良いや と開き直る
これを言ってしまうと、話が違うと言われてしまいそうです。しかし、過去お付き合いをしていた全員のことを本当に忘れたか?と言われると、そうなのだろうか…と、胸を張っては言えないかもしれないと思ってしまいます。お読みいただいている方の中には、長い年月、ある特定の人を忘れられないという方もいるでしょう。
そのような方でも、もしかしたら、別の方と結婚をしていたり、現在進行形の別の恋愛があり、その今の彼を愛してはいても、どうしても元彼を思い出してしまう…という状況の方も多数いるのではないでしょうか。
そのような事がどうして起きるのかというのは、かつての終わった恋というのは、いつまでも、心の中に残ってしまうものだからです。
その原因は、手に入らなかったものというのは、いつもでも心の中に残ってしまうからではないかと思うのです。手に入れたものというのは、そこで満足してしまいます。でも、行きたかったけど行けなかった場所とか、欲しかったのに、買えなかったものって、いつまでも行きたくて、いつまでも欲しいものではないでしょうか。まさに、執着です。人間は欲深い生き物なのです。
そんな風に考えたら、志半ばにして終わった恋が忘れられないというのも、そんな人間の性の仕業なんだな…と、忘れられなくたって仕方ないや…というような心境にもなれるのではないでしょうか。
最後に
いかがでしたか?
忘れたくて忘れたくてもがいた挙句、忘れられないと気が付いた時は、そっと心の中にしまう 大切においておく これだけで良いような気がします。
忘れることができないと泣かないでいいんだと私は思います。それだけ欲しいと思った恋だったのでしょうし、あなたにとって、大切な出来事であったということです。
そして、手に入らなかったものは、いつまでも、記憶に残るからなのです。
大丈夫です。無理に蓋をしなくてもいいんです。
さて、皆さんはどう思いますか? コメントをお待ちしています。
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