さて、過去数回のダイエットに成功した私より、ダイエット時の食事制限の考え方についてお伝えします。
あくまで私個人の経験に基づく考え方ですので、万人に適しているかはわかりませんが、この考え方で、私は20㎏以上の減量に成功しています。
食事制限をしなくてもいい場合はしない
もしも、食事制限をしなくても良いというケースがあったとしたら、それはしないにこしたことはありません。取り掛かる前に一度だけ、考えてみてください。
「ちょっとちょっと、冗談はやめてくださいよ。ダイエットに食事制限をしないなんてことはないでしょう。」 はい、確かに、ほとんどの場合、減量には食事制限が必要です。でも例えば、以下のような場合どうでしょうか。
A子さん
目標体重達成時期:1年
数字目標:4㎏減
現在の体形:やや太り気味
このような目標の場合、果たして食事制限が必要でしょうか。
答えは NO です。
だって1年後に4kg痩せればいいわけですから、相当特殊な体質でない限り、食べ過ぎない、少しだけ運動をする これだけを意識して過ごせば、期限までに目標に達することができるはずです。
何が大切かというと、食事制限というのは、永遠とできるものではありませんし、すべきものでもありません。いつもの通りの食事で痩せることができるなら、それにこしたことはないのです。なぜなら不要な食事制限は、リバウンドにつながりますし、それなに厳しい設定をした場合には、精神的なストレスも大きいからです。
みなさんの減量目標を達成するためには、本当に食事制限が必要ですか?
週末に少しだけ歩く時間を作る、電車で3駅分だけ座らずに立つようにする、階段を1回だけ使うようにする、食事制限ということまでいかなくても、あと一口をやめる とか。このようなささいなことで目標に達することができる可能性があります。
自分にあった食事制限を見つけよう
さて、しかしながら多くの場合は、なるべく早く痩せたいというケースが多いでしょうから、食事制限が伴うとこが多いでしょう。
食事制限と一言でいっても、万人に同じ食事制限が正しいかというとそうではありません。
その人の年齢、体質、目標までの時間、普段の生活スタイル…。これらの諸条件を無視して、ダイエットを成功させることは不可能です。
例えば、朝は早く、夜は帰りが遅いサラリーマンが、何品目もの野菜を中心とした手作りの食事を3食、決まった時間に取る という設定をすることはほぼ不可能ですし、継続するこが出来ません。
しかし、1食だけ糖質オフのメニューにする、深夜に食事をしない等の手法なら実行することが可能かもしれません。
一方で、主婦の方だったらどうでしょうか。
専業主婦で自宅にいるという方なら、ご自身でダイエット食を作ることは出来るでしょう。
その反面、育ち盛りのお子さんや疲れてお帰りになる旦那様のためには、ボリューム重視のガッツリメニューを用意しなくてはならず、ついつい一緒に食べてしまう、別メニューを作るのは面倒だし、コストもかかる…といった悩みを抱えてらっしゃる場合もあります。
そのような場合には、おかずだけを一緒に食べるようにして、御飯を半分の量にするとか、食事制限はそこそこに、スーパーまでの買い物を歩くようにするとか、生活スタイルによって、手法は様々です。
あなたの生活にあった食事制限とはどんなものでしょう。そしてそれは継続が可能でしょうか。
途中で放り出さないためにも、無理のない設定を考えましょう。
相性の良いメニューを探そう
ダイエットメニュー食べていると、徐々にご自身にあったレシピ・食材に出会うことが出来ます。
これには少しだけ時間が必要です。数か月、または数年単位で食事とその後の自分の身体と向き合っていると、この食材を食べていると、満足感があるのに身体が軽いな、とか、胃腸の調子が良いな、といったように、食事とその後の身体の調子が頭の中で結びついてきます。
これを早く見つけるには、手帳やカレンダーに、その日食べたメニューと体調を詳しくメモしておくと、後から見直した時に、きっと傾向が見えてくるはずです。
地道な作業ですが、コツコツと取り組んでいくと、ダイエットが楽しいものになっていきますし、食材による身体の調整ができるようになります。
時にはご褒美を-自分をコントロールする
ある程度習慣化していくと、ダイエットには停滞時期も訪れます。そんな時に、モチベーションが下がらないようにするためにも、時にはご褒美を与えるのをおススメします。ご褒美といっても、暴飲暴食はもっての他ですが、いつもなら我慢していて食べれないようなものを、今日は1つだけ食べてよしとしよう、というような感じで…。
例えば、一週間我慢したご褒美に、ずっと気になっていたケーキ屋さんのモンブランを食べよう、とか、大好きなお店のラーメンを昼間に食べに行こう、とか。
食べることが好きな人にとっては、食事を制限するという行為は、とても苦しいものです。
そのストレスは知らず知らずのうちに、大きなストレスとなって、ある時プツンと糸が切れたように爆発してしまうことがあります。そうなると、これまでの努力が無駄になってしまう恐れがありますから、そうなる前に、少しだけ自分の欲求を発散する行為をしておくと、また継続するエネルギーが生まれてくるものです。もちろん、ストイックなマインドの持ち主さんであれば、その発散はそれほど必要ではないかもしれません。
大切なのは、自分と向き合って、自分をコントロールするということです。
できれば美味しさと楽しさを
ダイエット食に美味しさや楽しさなど不要だ。という方もいるでしょう。でも、食事の時間とは、身体に栄養を注ぎ込むとても貴重な時間ですし、何と言っても毎日のことです。せっかく食事をするなら、不味くてつまらないよりも、美味しくて楽しいほうがいいに決まっています。
大好きなラーメンやお菓子を我慢しているから、楽しくなんて無理って思う人もいるかもしれませんが、例えば、以下のような工夫でダイエット中の食事も、美味しく楽しくできるかもしれません。
☆食材の本来の味に集中する
ダイエット食は、決して美味しくないものではありませんが、一般的には余計な油や糖質を控えた、シンプルなメニューになる傾向があります。代表的な例として、蒸した鶏ささみやサラダ、スープなどを召し上がる方が多いのではないでしょうか。最初は味気なく感じるかもしれませんが、そのようなシンプルな食事だからこそ、その食材が持つ本来の味を感じることができるはずです。
☆どこか景色の良い場所で食べる
公園や海や山など屋外で食事をしてみてはいかがでしょう。綺麗な景色を見ながらの食事は、特別な食材ではなくても、美味しく感じるものです。
☆盛り付けや器にこだわる
例えば彩豊かな野菜なら、盛り付けを工夫すると、まるで高級店のサラダのようにとても綺麗な一皿にできます。見た目が美しいと食べるのも楽しくなります。
☆友人や恋人 親しい人と一緒に食べる
例え減量メニューでも、親しい人との食事なら明るく楽しい時間になります。また、お話しながらゆっくり食べる食事は、満腹中枢を満たし、満足感を与えてくれます。
さて、いかがでしょうか。
食事制限って本当に大変ですよね。でも、知恵と工夫で少しでも楽しくすることが出来れば、途中で挫折する可能性を低くすることができるはずです。
焦らず、ご自分にあったスタイルで実践しましょう。
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